理事長挨拶

ごあいさつ

財団法人 長谷川福祉会
理事長 小寺桂太郎

財団法人長谷川福祉会は、主に携帯電話や薄型テレビなどのデジタル機器に使用されている工業部品「水晶振動子」のメーカーで、兵庫県加古川市に本社を置く「株式会社大真空」の創業者、長谷川一男・長谷川実のご兄弟が、会社が大阪株式市場第一部へ上場した記念と、今日まで事業が成長発展して参りましたことに対しまして、社会への感謝の思いを表したいという趣旨のもと、両氏より寄贈された財産を基本財産としまして平成4年に発足いたしました。

以来、兵庫県社会福祉協議会をはじめ、関係各方面の並々ならぬご支援をいただき、今日まで障害者施設を中心に助成金交付活動を行ってまいりました。

創設者両氏のご遺志は当財団を媒体といたしまして、いついつまでも皆様のお心に通いあって参ることと存じます。

さて、昨今我が国の経済情勢は、アメリカを発端とした未曾有の経済不況に見舞われております。障害者施設をはじめ多くの社会福祉活動団体やボランティアも、少なからずその影響を受けているとお聞きしております。また、障害者自立支援法のもと、自助努力による活動資金の確保と言う社会福祉の新しいありかたに対し、対応が困難となり、活動存続の危機にさらされている団体も多いとお聞きしております。このような時代にこそ、私たちの活動が障害者の方々、またそれを支える方々のお力になれるのでないかと考えております。

助成金の総枠が限られておりますので、皆様方のご要望に十二分にお答え出来ているとは思いませんが、当財団の助成金が本当に必要とされる施設・団体に行きわたり、ご事業・ご活動におきまして有意義にご活用され、少しでも社会福祉活動のお助けとなれば私どもの喜びもこれに過ぎるものはございません。

私たちの活動も、福祉の現場にて実際にご努力を続ける方々があってこそ成り立ちます。助成金の必要があれば、是非ともご応募なさってください。心よりお待ちしております。

今後とも皆様方の社会福祉に対する活動における一層のご活躍を祈念いたしまして、ご挨拶といたします。

財団法人 長谷川福祉会
理事長 小寺桂太郎

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